モナド新書006
橋下徹現象と部落差別
橋下徹現象と部落差別
宮崎学(みやざき・まなぶ)著
小林健治(こばやし・けんじ)著-
- 新書判/272頁
- ISBN 978-4-931344-35-8
- 定価:本体 940円+税
「俺は部落差別は許さん!!」
橋下徹氏に対する差別キャンペーンを徹底批判する!
「政治家・橋下徹」の本質を明らかにするために、その「血脈」=出自を結びつけて論じるなど、ジャーナリズムとして、決してやってはならないことだ。反橋下派リベラル知識人とメディアは、このキャンペーンの差別性をなぜ見抜けなかったのか。
橋下市長に対する差別的キャンペーンの問題点を探り、『週刊朝日』、さらに2011年10月に出された『新潮45』、『週刊新潮』、『週刊文春』を糾弾する。
< 目次 >
第1章 橋下徹に対する差別キャンペーンの問題点をさぐる
第2章 差別キャンペーンに人々はどう反応したか
第3章 あらためて今日の部落差別を考えるために
第2章 差別キャンペーンに人々はどう反応したか
第3章 あらためて今日の部落差別を考えるために
著者紹介
宮崎学(みやざき・まなぶ)
1945年京都生まれ。作家。早稲田大学在学中は共産党系ゲバルト部隊隊長として活躍。早稲田大学法学部中退。高校時代に共産党に入党し、早大時代は学生運動に邁進。その後、週刊誌記者、家業の土建・解体業を経て、それらの経験を描いた『突破者』でデビュー。以降、各地の被差別部落を訪ね、日本近代と社会運動を再検証する著書を多数執筆。著書は『突破者』、『近代の奈落』、『「同和利権の真相」の深層』、『法と掟と』、『国家の崩壊』、『近代ヤクザ肯定論』など。
小林健治(こばやし・けんじ)
1950年岡山県生まれ。1980年から、部落解放同盟糾弾闘争本部の一員として、出版・新聞・テレビにおける差別表現事件にとりくむ。2004年まで解放出版社事務局長。現にんげん出版代表。著書に『最新 差別語・不快語』、『差別表現と糾弾』(共著、解放出版社)など。ウェブ上で毎週「連載 差別表現」を執筆中。