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モナド新書シリーズモナド新書003
日本共産党vs.部落解放同盟

日本共産党vs.部落解放同盟/筆坂秀世・宮崎学
  • 日本共産党vs.部落解放同盟


  • 筆坂秀世(ふでさか・ひでよ)著
    宮崎学(みやざき・まなぶ)著

    • 新書判/253頁
    • ISBN 978-4-931344-29-7
    • 定価:本体 940円+税
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元共産党ゲバルト部隊長 宮崎学×元共産党最高幹部 筆坂秀世

蜜月から暴力的対立にいたった深層をえぐる。
同和対策は毒まんじゅうか?
糾弾イコール暴力か?
利権とはなにか?
共産党と解放同盟の蜜月がひび割れ、暴力的対決に至った真因をめぐってかわされる両氏の議論は、日本の社会運動のあり方をめぐる本質論となる。

共産党と水平社は、ともに近代日本の汚辱のなかから生まれ出た栄光の結社であった。それがなぜ、どうしようもない敵対関係に陥ってしまったのか。

< 目次 >

第1章 蜜月の時代に生まれていた対立の萌芽
第2章 同和対策は毒まんじゅうかー―解放同盟内の対立
第3章 矢田事件、八鹿事件-―同盟と党の暴力的対立
第4章 全面的な路線対立・組織対立へ
第5章 部落解消論と利権問題
補論 日本共産党と部落解放同盟 対立の歴史的社会的背景

著者紹介


筆坂秀世(ふでさか・ひでよ)

1948年兵庫県生まれ。元共産党常任幹部会委員。高校卒業後18歳で日本共産党へ入党。95年参議院議員初当選。党ナンバー4の政策委員長、書記局長代行をつとめる。2003年に参議院議員を辞職。2005年離党。著書は『日本共産党』(新潮新書)、『悩める日本共産党員のための人生相談』(新潮社)、『政党崩壊!』(講談社)等。共著に『どん底の流儀』(情報センター出版)、『いますぐ読みたい日本共産党の謎』(徳間書店)等がある。

宮崎学(みやざき・まなぶ)

1945年京都生まれ。作家。早稲田大学在学中は共産党系ゲバルト部隊隊長として活躍。早稲田大学法学部中退。高校時代に共産党に入党し、早大時代は学生運動に邁進。その後、週刊誌記者、家業の土建・解体業を経て、それらの経験を描いた『突破者』でデビュー。以降、各地の被差別部落を訪ね、日本近代と社会運動を再検証する著書を多数執筆。著書は『突破者』、『近代の奈落』、『「同和利権の真相」の深層』、『法と掟と』、『国家の崩壊』、『近代ヤクザ肯定論』など。

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