にんげん出版の本


BOOK

先住民族アイヌ 

先住民族アイヌ/多原香里
  • 先住民族アイヌ


  • 多原香里(たはら・かおり)著

    • 四六上製/261頁
    • ISBN 978-4-931344-12-9
    • 定価:本体 2000円+税
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アイヌモシリ
―アイヌ語で「人間の静かな大地」を意味する北の島が、いつどのようにして「日本の北海道」となったのか?
アイヌ民族同化政策とは?
アイヌ出身女性研究者、多原香里が放つ民族の歴史。

< 目次 >

序章
1.本書の課題
2.資料と研究方法
3.本研究の課題

内国植民地の歴史
旧土人としてのアイヌ民族の臣民化


4.「北海道旧土人保護法」
5.明治維新以前のアイヌ民族の歴史
第一章 開拓使のアイヌ民族政策
1.土地政策と強制移住
2.異文化適応政策
3.漁業改革
4.狩猟の規制化
5.アイヌ民族の法制的臣民化
第二章 三県のアイヌ民族政策
1.占守等アイヌの強制移住
2.同化政策推進としての勧農政策
3.教育と土人学校
4.アイヌ民族の実質的臣民化
結論
1.「旧土人」
2.同化政策:包摂と排除
3.植民地政策の影響
4.今後の課題
解説 尾本恵市(おもと・けいいち)【人類学】

著者紹介


多原香里 著者画像

多原香里(たはら・かおり)

1972年北海道札幌市生まれ。1995年北海道教育大学岩見沢校小学校教員養成課程卒業。1997年先住民インターンシップとしてジュネーブの国際連合人権高等弁務官事務所に勤務。先住民族関連の国連作業部会などに携わりながら、国連システムや国際法・国際人権法を学び、 ILO(国際労働機関)での研修を行う。2001年フランス国立社会科学高等研究学院入学(アイヌ民族近現代史専攻)。2005年修士課程修了。現在、同博士準備課程在学中。新党大地副党首。2007年参議院選、新党大地より出馬。論文原題"LES AINU, PEUPLE AUTOCHTONE AU JAPON"。

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