部落問題研究における知の暴力批判
部落問題研究における知の暴力批判
小早川 明良(こばやかわ あきら)
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- A5判/480頁/ソフトカバー
- ISBN978-4-931344-55-6
- C0036
- 定価:本体 4800円+税
社会学者・小早川明良の研究の核心となる書 6月5日発売
部落差別は「江戸時代の身分差別が残った」ものでも「ケガレ差別ゆえに屠畜と皮革を担った人々を古い起源にもつ」のでもない。
部落差別は近代社会の問題であり、被差別部落は明治の近代以降に構築された。
従来の部落問題研究が、「部落の仕事や固有の文化」といったステロタイプな「部落像」や、部落(民)と非被差別部落との「差異(ちがい)」という虚構の言説を押し付けることで、無意識のうちに、支配・抑圧の構造(知の暴力)を作り出してきたことを明らかにする。
マルクス、宇野弘蔵、そしてフーコー「知と権力」を導きとして明らかにする。
イメージがつくられるプロセス、それらが差別をさらに強固にし、被差別部落民をいかに苦しめ、どのような現実をもたらしているかを考察。
著者紹介
小早川 明良(こばやかわ あきら)
特定非営利法人社会理論・動態研究所理事、広島部落解放研究所所長。自らの被差別部落では部落解放運動に従事。
『被差別部落像の構築 作為の陥穽』『被差別部落の真実』『被差別部落の真実2』(共ににんげん出版)はロングセラー。『広島の部落解放運動:県水平社創立100年』(共著)、編著に『広島共鳴会機関紙「共鳴」復刻版』『広島県地域の部落史・部落解放運動史年表草稿』『Buraku, Capitalism and the State in Japan』(2025 Brill)


