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モナド新書シリーズモナド新書010
官僚階級論 霞が関(リヴァイアサン)といかに闘うか

官僚階級論 霞が関(リヴァイアサン)といかに闘うか/佐藤優
  • 官僚階級論
    霞が関(リヴァイアサン)といかに闘うか


  • 佐藤優(さとう・まさる)著

    • 新書判/310頁
    • ISBN978-4-931344-41-9 C0230
    • 定価:本体 920円+税
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官僚は、国家を支配するのは、自分たち偏差値エリートであるべきと信じている。
かれらは、みずからの利害のためには、国民の生命や安全も切り捨て、暴走する。
民主主義制度の裏側で、国家を思うがままに操る官僚階級の本質を衝く!!

リヴァイアサンは旧約聖書『ヨブ記』に出てくる巨大な怪獣の名で,教会権力から解き放たれた国家のこと。国家=官僚階級の、生成の歴史と内在論理を、いま初めて、解き明かす。
構想7年、待望の書き下ろし!!

< 目次 >

第1部 いまそこにいる官僚階級ーーイエス、マルクス、久米島史話に潜む奴ら
第1章 階級というイメージ
第2章 資本論と聖書
第3章 国家が「救い」に介入するとき
第4章 国家に隠れる官僚階級
第5章 久米島史話にみる官僚たち
第2部 官僚と闘う技法ーーハーバーマスとバルトから学ぶ
第1章 公共圏の誕生
第2章 国家と公共圏のせめぎあい
第3章 公共圏のイデオローグ
第4章 公共圏と社会主義国家
第3部 官僚階級のゲームのルールーー柄谷行人をてがかりに
第1章 トランスクリティークで読み解く官僚階級
第2章 民主主義はフィクションで成り立つ
第3章 官僚階級のゲームのルール
第4章 偽装する官僚階級
第5章 国家と資本主義
第6章 カッコの中から国家をあぶりだす
第7章 資本と国家とネーション
第8章 資本=ネーション=国家の脱構築

著者紹介


佐藤優著者画像

佐藤優(さとう・まさる)

1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務後、対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害罪で東京地検特捜部に逮捕・起訴され、09年執行猶予付き有罪判決が確定し、刑の言い渡しが効力を失った。

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